メンタルケアは社会意義性は強いですが、大きなプレイヤーがいないこともあり、ビジネスとしての成功は難しいと思われがちですが、決してそんなことがないと考えています。
代表 前田の私見ではあるのですが、メンタルケアカテゴリでのビジネスについての考えを簡易的にお伝えします。事業戦略や詳細数字についてはオープンな場に残せないので、詳しく知りたい方がいらっしゃればカジュアル面談等でお話をさせてください。
メンタルケア市場について
精神疾患の患者数は増え続けており、コロナがそれを後押ししている状況
メンタルケアのTAMは大きいが社会的スティグマがあり、多くが潜在層である
- TAM:703万(顕在層+潜在層)
- 日常生活に支障をきたすレベルの人でも3割が受診をしていないことから算出
- SAM:211万人(顕在層)
- 心因性の要素が強い「神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害」と「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」で2017年で211万人の患者数
市場の課題(顧客の課題)
メンタルケアはアクセシビリティが低いのが課題
- 時間的アクセシビリティ
- 悩むと夜寝れなくなる。だから誰かに相談したくなる。
- ただし夜は友達も寝ているし、病院も空いていない
- 物理的アクセシビリティ
- 家から出たくない。誰とも会いたくないのに治療のためには家を出て病院に行かなければいけない
- 心理的アクセシビリティ
- メンタルケアは弱い人が使うものだから使いたくない。病院に通っていることや治療を受けていることを誰にも知られたくない
アクセシビリティの低い状況が以下のインサイトを作っている
- 自分でどうにかしようとして、どうにもならない人が多い
- 弱い人が受けるものというイメージがあり、それが治療のハードルとなる
Unlaceがどうそれを変えるか?
現状
- 家でベッドの上でも権威性のある資格を持った心理士に相談できる
- 通院の必要がなく、当日中に最適なカウンセラーとマッチングし、カウンセリングを開始することができる
- 99%の人が24時間以内にカウンセリングを開始している
- 相談の仕方で悩むことがないように、学術論文を基にした無料の診断を提供。これにより自分がどういう部分で悩んでいるのかを整理し、相談を開始することができる
数字面
- 2020年12月にUnlaceをリリース
- 2022年3月の売上は前年の同月と比べ、2700%の成長
今後について
- 事業運営でのラーニングから成長のためのドライバーが分かったので、プロダクトとマーケティングに積極投資をしていく
- 具体的にやること(抽象度高めなので、気になる方聞いてください)
- カウンセリング以外のメンタルケアの導入
- パーソナライズドケア(コンテンツ最適化)
- 追加のコンテンツ開発